CADオペレーターに向いている人は?特徴やスキルを解説
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CADオペレーターに向いている人は?特徴やスキルを解説

2022年1月17日

CADオペレーターとは、設計士が考えたデザインをCADソフトで図面化する仕事です。CADオペレーターになるためには、作図するための経験値やCADスキルが重要になります。
しかし、作図する以外にも様々な業務があるため「CADスキルがあればできる仕事」ではありません。
そこで今回は、CADオペレーターとして必要な資質やスキルを紹介します。CADオペレーターの仕事に興味のある方は、最後までご覧ください。

 

CADオペレーターに向いている人の特徴7選

CADオペレーターの主な仕事は「作図業務」です。しかし実際は作図に加え、クライアントとの打ち合わせや変更点の提案などもあります。
そのためCADオペレーターを目指す方は、以下の7つの資質が重要となります。

① 集中力が高い人

一つ目は「集中力の高さ」です。CADオペレーターは、限られた時間内に成果物が求められる技術職です。そのため高い集中力を持って、業務を行わなければなりません。
特に建設や製造は、1mmの誤差も許されないシビアな世界です。正確な図面を作成するためにも、集中力は欠かせない資質と言えるでしょう。

 

② モノづくりが好きな人

二つ目は「モノづくりが好きな人」です。CADオペレーターは自分が道具を持って作るわけではありませんが、CADオペレーターが作る図面はどちらもモノづくりの大切な資料です。
デザイン者と製作者、両方の気持ちを汲み取り作図することが重要になります。モノづくりを俯瞰的に見ることのできる人、そしてモノづくりが好きな人に向いています。

 

③ 細かい作業が苦ではない人

三つ目は「細かい作業が苦ではない人」です。作図では1mmの誤差もないようにチェックし、収まりの検討を何度も行います。ときには図面がまとまらず、大幅に書き換えることもあるでしょう。
作図はパソコン業務の中でも細かい作業になるので、これらの作業が苦ではない人にオススメです。逆に、細かいことが気にならない大雑把な性格の方は注意しましょう。

 

④ 1つのことに打ち込める人

四つ目は「1つのことに打ち込める人」です。とくに建設業は長期プロジェクトが多く、数年間に渡り作図を行うことがあります。そのため、任せられた仕事を最後までやり切る力が必要です。
CADオペレーターは複数案件を同時進行で行うことが多いですが、企業に常駐するCADオペレーターの場合は1つのプロジェクトを専門的に行うこともあるでしょう。目の前の仕事に責任を持って行うことは、重要な資質のひとつです。

 

⑤ 算数や図形が得意な人

五つ目は「算数や図形が得意な人」です。CADオペレーターの中には「2D CAD」を使って製作物を平面的に捉えることも多くあります。
そのため「モノの切り取ったときのイメージ」や「立体物を平面化する想像力」が必要となるので、算数や図形が得意な方はこの能力に長けている人が多くいます。

 

⑥ デスクワークが苦ではない人

六つ目は「デスクワークが苦ではない人」です。CADオペレーターの仕事の大半は作図作業です。また、最近では打ち合わせのオンライン化が進んでいるので、デスク上で完結することも多いでしょう。
そのため「デスクワークがあまり好きではない」という方にとってはマッチしない仕事かもしれません。
もくもくと作業することが好きな方や、デスクワークが苦ではない方にオススメの仕事です。

 

⑦ コミュニケーションが好きな人

そして七つ目は「コミュニケーションが好きな人」です。作業の多い職種であるものの、クライアントとの打ち合わせも多々あります。また、作図するためにはデザイナーと密に連絡を取りあう必要がありますし、ときにはチームメンバーに指示を出すこともあるでしょう。
だからこそ、コミュニケーション能力に長けたCADオペレーターは重宝されると言えます。

 

CADオペレーターに必要なスキル5つ

続いて、CADオペレーターに必要なスキルを5つ紹介します。CADオペレーターへの転職を検討中の方は、以下のスキルをアピールするとよいでしょう。

✓ CADソフトのスキル

CADオペレーターは人手不足なので、CADの知識がある方は重宝されます。経験者の方は、実際に作成した図面をポートフォリオとして提出するとよいでしょう。
また、CADに関する資格を取得すると、条件交渉に有利になります。転職期間に余裕のある方は、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

 

✓ 基本的なPCスキル

Word、Excel、PowerPointなど、基本的なPCスキルは必須です。CADソフトの操作経験がない方は、まず基本的なPCスキルを取得しましょう。
また、CADオペレーターになると数多くのデータを管理しなければなりません。中級者くらいのPCリテラシーは必要と言えるでしょう。

 

✓ 業界に対する知識

建設業や製造業など、様々な業界のCADオペレーターがいます。CADオペレーターになるためにはCADの操作知識だけではなく、その業界や製作物への理解が必要です。
なお、業界に関する知識は後から取得できます。業界未経験者でも転職は可能ですので、気になる業界があれば積極的に応募しましょう。

 

✓ コミュニケーション能力

CADオペレーターはクライアントやチームメンバーとの打ち合わせが多い仕事です。そのため手を動かすだけではなく、チームが円滑に動くようなコミュニケーションが必要になります。
とくに設計で行き詰まったときに「提案できる人」は重宝されます。

 

✓ 計画、管理能力

どんな業種においても「スケジュール」はプロジェクトの要になります。だからこそ期日までに成果物が提出できるよう、計画を立てて実行する力は必要です。
いかに完成度の高い図面でも、期日を大幅に過ぎては意味がありません。自分の作業時間を正確に把握できる人は、CADオペレーターに向いている人です。

 

CADオペレーターに向いていない人の特徴

最後にCADオペレーターとして業務が難しい人の特徴を紹介します。

  • 細かい作業が苦手ない人
  • デスクワークが苦手な人
  • 一人で業務を進めたい人

 
上記で紹介した通り、CADオペレーターは細かい作業の多い仕事です。大雑把な方や最後の詰めが甘い方には、向かない仕事といえるでしょう。
また、主な業務はデスクワークなので、体を動かす仕事が好きな方にもオススメはできません。
さらに、CADオペレーターとして企業に所属する場合、業務の大半はチームで担当します。一人で仕事をしたい方は、フリーランスや起業など「独立」を視野に入れるとよいでしょう。

 

まとめ

CADオペレーターは、建設業や製造業など幅広い業界で必要とされている人材です。最近ではリモートで働きやすい職種として人気が高くなっています。
そのためCADオペレーターへの転職を検討されている方は、自身の強みとCADオペレーターの必要スキルを組み合わせてアピールしましょう。

 

 


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