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『一級建築士』ってどんな資格?概要や試験について解説

2020年12月29日

今回は一級建築士についてご紹介いたします!

*一級建築士とは

一級建築士は、国土交通大臣の免許を受けて設計、工事監理等の業務を行う資格です。
ほぼすべての建築物に関する業務を行えますが、一部の建築物の構造設計は構造設計一級建築士による構造設計または法適合確認が必要になります。
また、3階以上で床面積の合計が5000㎡面を越える建築物の設備設計に関しては、設備設計一級建築士による設備設計または法適合確認が必要になります。

*一級建築士になるには

次のいずれかの条件を満たした上で一級建築士試験に合格し、国土交通大臣の免許を受ける必要があります。
・大学において指定科目を修めて卒業し、実務経験を修得科目により2~4年以上
・3年制短期大学(夜間部を除く)において指定科目を修めて卒業し、実務経験を修得科目により3~4年以上
・2年制短期大学または高等専門学校において指定科目を修めて卒業し、実務経験を4年以上
・ニ級建築士として実務経験4年以上
・その他国土交通大臣が特に認める者

*試験について

試験には、学科と設計製図があり、学科の試験の合格者のみが設計製図の試験を受験できます。
また、学科の試験に合格した場合は、次年度から2回は学科の試験を免除されます。
学科には学科I[計画]、学科II[環境・設備]、学科III[法規]、学科IV[構造]、学科V[施工]の科目があります。
設計製図の試験は、あらかじめ公表された設計課題についての設計製図を行います。
なお、建築士事務所に所属する一級建築士は、3年ごとに定期講習を受けて修了しなくてはなりません。

 

いかがでしたか?

 
次回は二級建築士についてご紹介いたします!

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