2021年1月15日
今回は木造建築士についてご紹介いたします!
木造建築士は、都道府県知事の免許を受けて木造の建築物に関し、設計、工事監理等の業務を行う資格です。
木造で高さ13mかつ軒高9m以下、2階建て以下、延ベ面積300㎡以下の建造物に関して業務を行えます。
次のいずれかの条件を満たした上で木造建築士試験に合格し、都道府県知事の免許を受ける必要があります。
・大学・短期大学・高等専門学校において指定科目を修めて卒業し、実務経験を修得科目により0~2年以上
・高等学校もしくは中等教育において指定科目を修めて卒業し、実務経験を修得科目により3~4年以上
・建築実務経験7 年以上
・その他国土交通大臣が特に認める者
実務経験7年以上で受験資格を得られますが、試験対策のためにはできれば学校で学ぶのがよいでしょう。
木造建築士試験には、学科の試験と設計製図の試験があり、学科の試験の合格者のみが設計製図の試験を受験できます。
また、学科の試験に合格した場合は、次年度から2回は学科の試験を免除されます。学科には学科I[建築計画]、学科II[建築法規]、学科III[建築構造]、学科IV[建築施工]の科目があります。設計製図の試験は、あらかじめ公表された設計課題についての設計製図を行います。
なお、建築士事務所に所属する木造建築士は、3年ごとに定期講習を受けて修了しなくてはなりません。
いかがでしたか?
次回は構造設計一級建築士についてご紹介いたします!